合理的配慮と「なんか事情があるんやろなあ」

  • 2019.03.01 Friday
  • 23:49

訳あってとある病気の食事療法について調べています。タンパク質の制限。野菜や果物、海藻の制限。脂質や糖質でカロリーアップ。減塩。


減塩は分かる気がするけれど、それ以外は一般的には「健康に良くない」と言われるようなものでした。お肉は脂身の部分、揚げ物やマヨネーズ、スイーツがおすすめなんですって。


食事療法をしている患者さんの中には、「そんな不健康な食事をしているから病気が治らないのよ」と言われて辛い思いをした方もいるそうです。


そういえば、大学生の息子がバイクで転倒して足を怪我したとき、バスの座席に足がどうしても収まらず少しはみ出すような形になり、他の乗客から嫌味を言われたそうです。ギプスがズボンに隠れて見えない位置だったのです。


また、足の不自由な友人と車で買い物に行ったとき、私の車には車いすマークがないので車いすマークのエリアに停めるのを躊躇していたら、彼女に「大丈夫。何か言われても、私が乗ってるんだから」と言われて、自分の浅はかさにはっとしたことがあります。


自分の常識に合わない出来事に遭遇したとき、「なんか事情があるんやろなあ」と思えたらいいなと思います。声をかけるにしても、相手が悪いと決めつけなければ、違う言い方ができるかもしれません。


発達障害にも同じことが言えるでしょう。特にグレーゾーンにいる子どもたちや、ディスレクシアのある子どもたちが社会と関わろうとするときのことを考えながら、これを書いています。


みんないろいろ事情があり、わざわざ他人に言っていないだけなのですよね。病気や障害だけでなく、家庭のこと、仕事のこと、子どものこと、親のこと、お金のこと、性のこと。もちろん私もそうです。


様々な事情について知識があれば、想像もできるし相手の役に立つこともできるでしょう。しかし全ての事情を知ることはできません。また、その事情の当事者ですよと、分かりやすいマークをみんなが付けているわけではないのです。


そんなとき、相手を否定するのではなく「なんか事情があるんやろなあ」と漠然と思うことも優しさなのではないでしょうか。そこから始めれば、そっと通り過ぎることもできるし、「どないしたん?」「手伝おか?」と声をかけることもできるでしょう。


法に基づいた合理的配慮も大切だと実感を伴いつつ理解していますが、それで十分だとしてしまうと、どんなに整備が進んでもいつまでもそこからはみ出してしまう人たちを生み出すだけだと思います。私も反省しつつ、気を付けていきたいな!






(写真は西都原古墳群。本文と関係ないやん笑)

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